働く母のすすめ

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働く母

その"配慮"は何のためか。

新しい職場の上司は、ご自身でも「女性が働きやすい社会になるように積極的にactionしたい」と言われている通り、私が子育て中であることに色々と配慮をしてくださるのでありがたい。けれど、それは、"私個人"の働きやすさを"短期的"に支援してもらうという…

出産と育児を経験してよかったと思うこと

1. 自分が動物なんだと実感できたこと 以前、勤めていた職場に珍しく女性の先輩がいた。女性が少ない業種とはいえ、チラホラと先人はいるのだけれど、"あ、なんかちょっと私とは考え方が違うな...。"というような人(婉曲表現)がほとんどな中、彼女はロジカ…

身分証明書にどんどん旧姓を載せていこうぜ。

デジタル庁とやらが出来るというので、今さらめちゃくちゃ重い腰を上げてマイナンバーカードを発行することにした。意味が分からないなりに/意味が分からないゆえに、セキュリティの問題等が気になるものの、それを凌駕するほどの圧倒的な利便性の向上と効率…

慣れるという感覚の話

結婚して、10数年。仕事で旧姓を使用してきた。私個人としては、旧姓に「独自性」とか「帰属意識」といった精神的なidentityは求めていないけれど、仕事上、結婚前と結婚後で「同一人物である」という記号的な意味でのidentityを必要としているので、旧姓を…

共働きと家事分担とリスクヘッジ

タイトルが全てだけれど、我が家の場合、共働きであることも家事育児を分担することも、長期的に、可能な限り安定的に、家族という共同体を運営するためのリスクヘッジだと思っている。 我が家では、仕事そのものに対する"やりがい"以外にも、夫のメンタルに…

お茶を淹れる。その3。

前述のように現状に対する違和感を列挙すると、どうも愚痴っぽい雰囲気になってしまうのが好きではないのだけれど、だからといって、日本人的and/or女性的美徳意識から声をあげずに我慢するというのは、決して最善策ではないと思っている。それゆえ、私自身…

お茶を淹れる。その2。

高校で理系を選択して以来、男性が多数派な世界で生きてきた。私自身は、見た目、興味、考え方など、一般的に"女性らしさ"として挙げられそうなものは、あまり持ちあわわせていないのだけれど、生物学的なカテゴリーは女性なので、女性が少数派な世界で生き…

お茶を淹れる。その1。

昭和一桁生まれな母の母(私の母方の祖母)は「女子は勉強なんかしなくてもよい」という考えの持ち主で、高校生の頃、それなりに勉強が出来たらしい私の母は、進学を希望していたのだけれど、その他の家庭の事情もあり、大学へは行けなかった。それから30年以…

「りっすん」に寄稿しました。

www.e-aidem.com 細々とだけれど、文章を書くことは継続できていて、今、振り返ってみたら、4年以上もはてなでブログを書いている。他のサービスを使っていた時期もあるので、積算すると結構な年数になる。文章を書くことも好きだけれど、誰かの文章を読むこ…

我が家における小1の壁の話

息子が小学校に入学して半年ほど経った。入学前は”小1の壁”に戦々恐々としていたけれど、ありがたいことに今のところ、それほど大きな壁に出会うことなく済んでいる。夫の実家も私の実家も近くはないし、お互いにそれなりに激しめの勤務だけれど、我が家が何…

子どもを産むタイミングという幻想

先日、仕事で勉強会的な場所に行った時のこと。 交流も兼ねた勉強会ということで、他の参加者さんたちとも色々お話をしてきたのだけど。ご飯を食べつつ、ざっくばらんにプライベートの話などもしていたら、その中の1人の女子に「出産って、就職後何年くらい…