働く母のすすめ

You are stronger than you think.

近況メモ

息子が身体症状を訴えて学校を休み始めてから、2ヶ月ほどが経過し、春休みに突入した。息子は意気揚々と塾の春季講習に通っている。


当初は週の半分くらい行くことを目標にしていた学校も、2月末からの1ヶ月ほどは、なんやかんやで毎日登校することが出来た。とはいっても決して乗り気ではないので、毎日1時間目の終わりくらいにゆっくりと学校に向けて動き出す感じで、毎日夫と私と3人で登校し、3月はほぼ一日中保健室で過ごした。保健室では、授業と同じようなプリントや問題をやっているらしく、保健室仲間との無言の交流(!?)もあったりして、静かな時間が息子には快適だったようだ。保健室登校になってからは、春休みが近いことや授業もみっちりではなくなったこともあってか、息子の足取りは少し軽くなっていた気がする。養護教諭の明るくほんわかした雰囲気も息子が安心できる要素のひとつだと思う。

身体的な疾患はなさそうだと分かってから通っている児童精神科は(精神科にしては混んでない方だけれど)やっぱりそこそこ混んでいて、初診から1ヶ月ほどかかってようやく心理検査の結果を聞くことが出来た。息子の場合、知的な発達は概ね平均以上であることも含め、多少の得手不得手はあるものの、それにより学校生活が著しく困難になるとは考えにくい結果だった。けれども、実際には学校(特に教室)に通うことに困難さを感じていること、その他、検査では描出できない特性(主に私へのヒアリング内容から判断される)により、診断名をつけられなくはないというのが医師の判断だった。次のステップとして、病院でのカウンセリングを始めることにしていたのだけれど、諸々の結果をスクールカウンセラーを含む学校側とシェアした結果、学校でもカウンセリング的なことを始めている。

こういう表現はあまり好きではないのだけれど、医師や教師とこちらの意見が合うか否かに関しては、運みたいなところがあると思っている。が、今のところ、(担任を除く)関係者には恵まれている状態であることに安堵している。児童精神科医は、開業医としてはかなり若い方だけど、それゆえ精神科としての知識が新しい印象があって好印象だし、スクールカウンセラー(SC)は傾聴も提案も上手く、仕事に対して誠実に努力をされている方だと感じている。学校でのカウンセリングを好まなかった息子に、それを提案したのもSCの「担任と息子の関係はどうですか?」という質問がきっかけだった。SCとの会話の中で、なるほど、学校に息子が安心できる大人がいるということも大事だなと思い、学校でのカウンセリングをお願いしたところ、("カウンセリング"という言葉に、まだ少し警戒している様子はあるものの)息子はSCとの交流を楽しんでいるように見受けられる。セオリー通り、といえばそうかもしれないけれど、"うまい人"(めちゃくちゃよい意味で)がSCで本当にありがたいと思っている。