働く母のすすめ

You are stronger than you think.

息子の休息

息子が、初めて学校を休んだので記録をしておこうと思う。

息子が初めて学校を休んだ理由は「学校に行きたくない」から。息子の不安の強い性格を考えたら、遅かれ早かれ来るだろうとは思っていたけれど(漠然と)予想していたより早かったなあという印象。
理由をあえて挙げるとするならば、風邪などで肉体的な疲労感がたまっていたところに"月曜日"が来た。というところで、おともだちとのトラブルや学業に関する問題などの明確な理由は(あったとしても大きくは)ないと思われる。息子は保育園の頃から、身の回りで起こったことは楽しいことも嫌なことも、言語化して私に伝える子だったので、今のところはまだ大抵のトラブルは把握している(と思う)し、今までも日曜日に「もっと休みたい」と言うことが何度もあったし、そもそも息子は(今のところ)学校が好きではない。

 

今は1年生の3学期だけれども、息子は、1人で自宅から集団登校の集合場所まで行ったことは一度もなくて、それだけでもまだ息子にとって学校という場所が完全に安心できる場所ではないことを物語っている。一学期は終業式まで毎朝、主に私が集合場所まで息子と一緒に行っていたことを思えば、今は1人で行ける距離も長くなってきていて、それは息子の学校に対する安心感と、ある程度関連していると思われるのだけれど、3学期の始業式前後の不安定さと私への執着具合を考えると、それはまだ手放しで喜べるレベルとは程遠いように思われる。
不安の強さというのは、生まれ持っての性質(である部分が大きいもの)なので、息子に無理に1人で行かせるというやり方は好まない。成長や感じ方には個体差があるので(息子が、1人で登校する距離を自発的に伸ばしていったように)、自ら「大丈夫」と決めた時に、自然と息子の方から手を放すこと、つまりは息子のペースで進むことを大事にするという考え方を、これまでもそしてこれからも、我が家の主軸にしようと思っている。

そういや、1歳の時に保育園を転園した時も、1ヶ月以上経ってようやく教室の隅でしくしくと泣くことが出来るようになり、保育士さんに「保育園が安心して感情を発露できる場所になりましたね。」と言われたことを思い出した。息子は小さい頃から、大声で泣いたり暴れたりして感情を表現することは少なくて、一見、問題なく適応出来ているように見えるけれど、外ではおそらく上手く力が抜けない張り詰めた状態で過ごしている。ポロポロと涙をこぼしながら「今日はどうしても休みたい」と言った息子と1歳の息子を重ねながら、お休みした息子とたくさんたくさん、コミュニケーションをとった。