働く母のすすめ

You are stronger than you think.

息子のチカラ

私は他人から好かれたという記憶があまりない。合計20年以上学生をしていたので”学生時代の友人”となり得る人はたくさんいたはずなのに、今でも付き合いのある人は1人もいない。年賀状だけ細々とやりとりしてる人は何人かいるけれど「また会えるといいね。」と言いつつ、実際にはもう10年とか20年とか会ってない人ばかりだ。仕事など、何らかの理由がある場合は、人付き合いスイッチを入れるのでなんとかなっている(と思う)けれど、基本的に他人と話すのは苦手で、例えば美容院なら、行きたいと思ってから実際に行くまで3ヶ月くらいはかかる。
夫は私よりは幾分マシ…な部分もあったり、そうではない部分もあったり、つまりは夫婦ともに社会性はあまり高くない。なので、そんな家庭に生まれた息子の社会性については常々心配してきたし、申し訳ない気持ちで息子の人見知りっぷりを観察してきた。けれど最近、息子の成長っぷりが目まぐるしくて、いやもう息子すごいなって毎日感心している。

 

以前もブログに書いたけれど、息子は不安が強い。非言語コミュニケーションが主流な時期から顕著だったけれど、今でもあれこれと心配しては「絶対◯◯できない…。」などと先のことについて、実際に行動する前から悲観的な発言をすることがよくある。真面目になんでもきっちりやりたいらしく、他人から「出来ない」と思われたり、叱られたりすることを嫌うため、じっと周りの空気を読んで状況を観察している様子もよく見受けられる。「出来なかったらどうしよう。失敗するなら、最初から何もしなければいい。」不安の強さと真面目さは、表裏一体、お互いにお互いを増強させる効果があるので、息子に新しいことを取り組ませるのは、親であってもなかなか難しい。そうした息子の性質は学校や学童で集団生活をする上で1番心配なことで、実際、子どもとのコミュニケーションよりも技術指導が先んじるタイプの習い事の先生などとは上手くいきにくい。けれど、恐らくこれは保育士さんのおかげなのだけれど、子どもとのコミュニケーションに重きをおくタイプの大人と信頼関係を築くのはとても上手い。そして、そうした大人のいる環境では、水を得た魚のように活動的になり、結果、おともだちとの関係性もよくなり、新しい遊びや知識をどんどん習得して帰ってくる。そうした過程で自信がつき、ポジティブフィードバックで、どんどんおともだちや知識が増えていく。

 

私は社会性が高くないので、そもそも息子にこの種のスキルを教えられないし、息子の能力全般を自分の手柄や所有物と捉えるタイプではないので、息子自慢をするつもりは毛頭ない。むしろ、こうして一部のおともだちや大人に可愛がられる息子をみて、純粋に羨ましいと思っている。

 

そして思う。私になかったのは、他人から好かれる能力ではなく、他人を信頼する能力、つまり他人を好きになる能力だったんじゃないかなと。

 

齢7歳の息子に学ぶ。 そんな今日この頃。