働く母のすすめ

You are stronger than you think.

最近考えていること。その3


最近考えていること。その1 - 働く母のすすめ
最近考えていること。その2 - 働く母のすすめ

 

技術の進歩により、個人が保有する全ての遺伝子配列を簡単に読み解くことが可能性になり、科学の世界のルール上での”健常人”の遺伝子が大量に読み進められている。その結果、一括りに”健常人”と言っても、変異や欠失を含む遺伝子のバリエーションをたくさん保有していることが明らかになりつつある。そうしたバリエーションの組み合わせにより、個体の性質(の一部)が決められていて、それが個性と呼ばれるものの源となっているというのが、現在の科学での一般的解釈なのではないかと思う。薬の場合、人間にとっての都合の良し悪しで、作用と副作用とを分けているように、個性は、自分の存在している社会の尺度で、才能と呼ばれたり、疾患にカテゴライズされたりすることがあると、私個人は考えている。科学的な(遺伝子的な)観点からみれば、全てのヒトは平等に存在していて、不平等を感じるとすれば、それは環境に起因しているのではないかと思う。

 

単一遺伝子疾患などの疾患と遺伝子の関連性が明らかなものならまだしも(それでさえ、その遺伝子の疾患以外の形質への関与は、明確にはわからない)、多数の遺伝子が関与していると考えられている個性のような定性的な性質を、遺伝子をコントロールすることで、望む通りに変えることは非常に困難だと思う。

 

つまりは、持って生まれた”個性”を嘆くより、より容易に可変なファクターである環境をコントロールする方が現実的だ。ということではないかと思う。

(上記のようにもってまわった言い方をしなくても、直感的にもそうだと思うけれど)

 

しつこく続く。