働く母のすすめ

You are stronger than you think.

勧誘と心理

子どもの属する集団の役員決めの話が聞こえてくると、春が近づいているんだなあと思う。

 

先日。息子の保育園の他学年に配られた役員決めの案内文が、ちょっと圧迫系だったので、もやりとした。例えば、役員の立候補を募るアンケートは「立候補する」「立候補がなければ引き受ける」「役員は”できない”」の3択になっていて、”できない”場合は、理由を記載することになっていたり。 全体的に単語のチョイスも圧迫系でじんわりと不快な印象を与えていて、赤ペンで添削したい衝動に駆られる仕上がりになっていた。

 

息子は、来年度からは小学生になるので、保育園の役員決めにはもう関わることはないのだけど、小学校の入学説明会に行けば、PTA役員が「お子さん1人につき1回は役員として関わっていただければ…。」とアナウンスするし、保護者の負担が大きいことで不評の学童保育では、ものすごい食い気味に、他のサービスと比較した学童のメリットを説明していたりする。主張するポイントはみんな同じで「やってみれば、繋がりが出来るし楽しい」とか「子どものためになる」とかで、その利点については概ね異論はないのだけど、何だかマルチの勧誘みたいで「息子や私のため」と言いつつ、自分の利益(負担減)が主目的なのが伝わってきて、折角の利点を台無しにいているなあ。と思う。

 

多分、本人は気がついていないというかむしろ有効な手段だと思ってやってるのだと思うけれど、相手の選択肢を狭めるような案内文を出したり、メリットばかりを強調して話すのは、むしろ逆効果じゃないかなあと思う。そういうプレゼンからは、なんか後ろ暗いことあるんじゃない?胡散くさいな…。という印象を受けるし、そういう印象は、その人自身、もしくはその人の属する集団への不信感につながったりもする。

 

裏を返せば、人は楽しこと、役立つことなど、結果として自分のためになることなら、時間や労力を費やしていると感じないので、そこに繋げるプレゼンができれば、ボランティア活動への協力者が増えるんじゃないかと思う。

そんなことを考えながら、保育園のボランティア活動のまとめ役をしていたら、例年は、全体の半数程度の参加者となるイベントに、ほぼ全員、参加していただくことが出来た。もちろん、私だけのチカラではなし得なかったことなのだけれど。

 

 

ボランティア活動だけでなく、仕事でも子育てでも基本的には同じで、無理矢理、こちらの意図通りに人を動かそうとするのではなく、相手の心理状態を考えて、利点を提示すれば、人は進んで動く…ことが多いという話。