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働く母のすすめ

You are stronger than you think.

【成長観察記】6歳の息子の言葉の向こう側

どれくらい前からだろう。
息子が「何もしていないのに、おともだちから叩かれた。」などと言うことが増えてきた。保育園からもしばしば、そうした報告を受けている。

相手は、毎回同じではない。息子のクラスには(少なくとも保育園から受診を勧められる程度に)発達に凹凸のあるお子さんが約2割いるのだけれど、その中で他害傾向のある数名のお子さんのうちの誰かの名前が"相手"として挙がってくる。自分の感情や行動の制御をまだ上手くできない相手に怒りを向けるのは筋違いだと思い、息子が「嫌だ」と思う気持ちに同意しつつ「嫌だと思ったことは、きちんと相手に『嫌だ』と伝えるといいよ。」とアドバイスをすると、息子は曖昧に「うん...。」と言った。

ここのところ、相手の保護者から謝罪の電話を受けたり、相談を持ちかけられたりすることも増え、色々と思うところがあったので、重い腰をあげ、保育園に相談を持ちかけたら、保育園側もやはり苦戦している状況が窺えた。子どもたちにというよりは、その保護者に対して。園長先生が、保育士の仕事は子育てだけではなく、親育ても含まれるようになってきているんですよと言ったのが印象的だった。

それからもう一つ、園からの話で印象的だったこと。
年長の息子たちは、保育園生活の長い子同士だとかれこれ6年の付き合いになる。毎日長時間おともだちと接している彼ら/彼女らの中でも、既に発達に凹凸のあるおともだちのことを"認識"はしていて、嫌なことをされても本人には何も言わない(言えない)雰囲気が出来上がってしまっているのだという。その話を聞いて、息子が"私に"「何もしていないのに、おともだちから叩かれた。」という頻度が上がってきた理由も、曖昧に「うん...。」と言った理由もストンと理解できたように思う。

キレイごとだけでは成立しなくなってきた育児。自分が息子の受け皿になれているか、なってゆけるかについて見つめ直す今日この頃。