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働く母のすすめ

You are stronger than you think.

拡張されゆく世界を、息子と。

私の場合。子育てしていて楽しいことの1つは「息子の目を通して、もう一度、この世界を見つめ直す体験が出来ること」だと感じている。例えば。視界に入っていても、これまでの経験から重要度が低いと判断されるものは背景として処理している大人にとって、これから情報の取捨選択を行うための基準を自らの経験を通じて構築していく過程にある息子は、重み付けされていない大量の情報を目の前にして、きょろきょろと落ちつかずに危なっかしいのだけど、それゆえに、おもしろい。

 

七夕の短冊。何を書くか尋ねると息子は「ポケモンになりたいって書く!」と言った。薄々間違いに気がつきつつも、どのポケモンになりたいのかを聞くと「あ、間違えた!ポケモン持ちたい!サトシゲッコウガとか!」いやサトシゲッコウガは、サトシが持ってるからサトシゲッコウガなんだけども。

 

息子は、創作の世界と現実の世界をどのように区別しているのだろう?ポケモンは2次元のアニメで、例えばサトシと息子では、ヒトとしてのリアリティが明らかに違うのだけれど、本当にポケモンを持てると思っているんだろうか?などと考えていたら。最近始まった新しいウルトラマンシリーズのテレビ放映を見ていた息子が「この前もその前も町が壊されてたけど大丈夫かなあ…。」と心配していたり、晩ご飯後、早く翌日の保育園の登園準備をするように促すと、登園カバンに向かって小声で「キュアップラパパ!」って言っていたりしているのを目撃した。息子にとっては創作と現実の間の境界はあまり明確でないのかも?と思ったり。

 

よく考えていると、私自身も子どもの頃、それほど明確に創作と現実の世界を区別していたわけでもなかったなあと思う。題名も細かい内容も忘れたけれど、紙に欲しいものを書いて紙飛行機にして、部屋の窓から飛ばすと、確かサンタクロースがプレゼントとして持ってきてくれるという絵本を読んで、部屋の窓から紙飛行機を飛ばしたし、手鏡を見て「テクマクマヤコン〜」と唱えたし、タイムマシンに乗るために学習机の一番上の引き出しに足を突っ込んでみたこともある。

 

そんなこんなを考えていたら、7月22日がやってきた。

 

即座にスマホにインストールし、帰宅するや否や「ちょっとお外に、ポケモン、ゲットしに行かない?」と息子を誘い出したらば。もう、ちょっと想像を絶するくらいに目をキラキラ輝かせ、スマホに映るAugumented Realityな世界、景色とポケモンの融合を見つめ叫んだ。

 

「母ちゃん!あんなところにポケモンがいるよ!!!」

 

ありがとうテクノロジー。ありがとうサイエンス。

息子との毎日、私の育児は、おかげでこんなにも楽しく輝いています。