働く母のすすめ

You are stronger than you think.

その行動には、理由がある。

息子が保育園行事で、地域の文化施設的なところに見学に行った。
帰宅した息子に感想を聞くと「実験が一番楽しかった!」「実験って、マジックみたいだねぇ。」というので夫と苦笑した。母ちゃんも、実験が楽しいものであるいうことを、とてもよく知っているよと、息子に伝えた。


幼い頃。多分、今の息子と同じ年頃だったと思う。
実家の二階の窓から、一階の庇に落とした唾液が、翌日にはなくなっていることを不思議に思った。来る日も来る日も、唾液を庇に落とすのだけれど、必ず翌日にはなくなっている。それが蒸発という現象であることを知ったのは、もっと後のことだった。

保育園に通っていた頃。
おやつに出てくる抹茶ミルクという飲み物が、ものすごく不味くて、同級生に不評だった。自分なら、もう少し美味しいと思える配合を見つけられると思い、家に帰ってから牛乳と緑茶を混ぜては味見をしていた(抹茶と緑茶の違いはわかっていない)。結果、牛乳と緑茶はいくら混ぜてもおいしくはならなかった。

猫は、どうして手を使わずにうまくミルクを飲めるのかが不思議で、お皿に入れた牛乳を舌だけで飲んでみたけれど、猫みたいにうまくは飲めなかった。顔や体は石鹸で洗うのだから、歯も石鹸で洗ったっていいに違いないと、歯ブラシに石鹸をつけて磨いてみたら、涙が出るほど変な味がして、何度も何度も口を濯いだ。


母親になった今。
息子が同じことをしているのを見つけたら、私は何というだろう?
毎日毎日、窓から唾液を吐いている息子を見つけたら?緑茶と牛乳を混ぜたり、手を使わずに牛乳を飲む息子を見つけたら?歯ブラシに石鹸をつけてる息子を見つけたら?


不思議だなと思う気持ちを、どれだけ大切にしてあげられているだろう。

大人にとって「問題」と感じられる行動にも、大抵理由や意味が存在している。表出してくる行動の良し悪しに捉われることなく、彼の中心にある気持ちや欲求に耳を傾けられる大人でいたいと思う。