読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

働く母のすすめ

You are stronger than you think.

40にして惑う

確かに、核家族で共働きを継続するのは難しいなあと最近よく思う。

子どもを産んで仕事復帰した最初の1-2年は、仕事に戻ってきたという喜びとか、育児の影響でこなせる仕事量が減った分、効率的にこなさなきゃという気持ちとか、何とかこの生活リズムを軌道に乗せようとか、そういうよい意味でも悪い意味でもあるガムシャラ感の中、無我夢中、時にはナチュラルハイみたいな感じで日々が過ぎていったような気がしている。

仕事復帰して丸っと5年が経とうとしている今、私の職場では、産休なんてなかったことのように仕事をふられるし、育休明けの必死さもナチュラルハイなテンションもなくなったのに、ただ目の前には大量の仕事が山積み、という状況になっていて、蓄積されていく仕事が回らない感や、必要最小限しか家事育児を出来てない感が積もって積もって、積もって積もって。はっと我に返って顔を上げて周りを見回してみたら、あれ?あんなところにすごい巨大な壁が見えるけど、あれってなんだっけ?あんなとこに壁なんてあったっけ?みたいな風景が目の前に広がっていて。首をかしげて見ていたら、すっとどこからかやって来た優しげな瞳の女性が隣りに佇んでいて、少し悲しみを感じさせる表情で壁を見つめたまま、でもとても凛とした口調でこう言うのだった。「あれが、小1の壁、なのよ。」強い向かい風に黒い髪をなびかせ、彼女はそういうとキュッと唇を噛み締めた。ズドドドドーン!(効果音:これからの荒波を予感させるような雷鳴)

 
とかなんとか。
今の私はそんな心境で。
小1の壁って物理的な障壁だけでなく、第一子の就学時期が、ちょうどこういう共働きの大変さにリアリティが出てきた時期と重なるってことも問題なんだろうなと思ったりしている。でもよく考えたら、寿退社や妊娠出産に伴う退職を選択する時も、こういう「潮時かな」と思わせるタイミングと重なって、退職するという選択に舵を切りやすい心理状態なんだろうと思ったりもする。

こういう選択は、基本的に女子に降りかかるような歴史と文化になっているので、よほどのマッチョなゴリゴリ仕事しまっせタイプの人とか精神力の強い人とか運のよい人とかのっぴきならない理由がある人とか、そういう自分を支えるための確固たるコアを持ち合わせていなければ、働き続けるのは難しいのかもしれない。
 
けれどもそもそも。働くとか働かないとかいう選択肢がある時点で、かなり幸せな状況であることは間違いない。

アラサーは、若かりし頃の呪縛から解き放たれ、いい感じにチカラを抜いて走り続けるられた楽しい時期だったけど。アラフォーは、そろそろ行き先が見え、自分がどう生きるかを決めなければならず、けれど諦めても次がある的な楽観さもない息苦し時代なのかもしれない。