働く母のすすめ

You are stronger than you think.

息子のトイレトレーニングから学んだことと、最近感じた達成感の話

息子の保育園では、子どもが2歳になる月にトイレトレーニングを始めるという方針でした。トレーニング方法は思い切ったもので、トレーニングパンツなどは一切使用せず、ある日から突然、普通のパンツで過ごすというやり方。毎日汚れた洗濯物を持って帰って洗う→保育園にお着替えを補充するという作業は、それなりに手間がかかったけれど、そこらじゅうで水溜まりを作る子どもたちの着替えや、床掃除などの後始末に奔走する保育士さんは、比較にならないほど大変だったと思う。

私は、紙オムツ一択で息子を育ててきたけれど、世の中には布オムツやらオムツなし育児などという方法があり、子どもとのコミュニケーションの一環として、0歳児から声掛けをしてオマルなどに排泄させている人がいることも知っていた。そんな背景もあり、保育士さんの手を煩わす機会を出来るだけ減らすため、また親としてトイレトレーニングを保育園に丸投げしてしまうことへの後ろ暗さから、保育園で実施する前に自宅でもトイレトレーニングを開始した。
けれど、1歳半過ぎの息子にトイレでの排泄を教えるのはなかなか困難だった。トイレに行かないと言い張るけど、直後にオムツで排泄したりするといったお決まりのパターンにはまり、結局、保育園でのトイレトレーニングが始まるまでに、大した進捗はなかった。

そんな様子だったので、保育園でのトイレトレーニングもどうなることかと思っていたら。思ったより洗濯物が増えることもなく、1-2ヶ月もしたらパンツで外出が普通になり、3-4ヶ月後には夜もパンツで寝られるようになった。(親がお漏らしに動じなくなっただけで、それなりに水溜まりやうんちinパンツはあった)

そんな息子のトイレトレーニングは、私が育児をする上での大きなターニングポイントになったと思う。

生まれたばかりの頃は、お世話も会話も親から子への働きかけや語りかけがほとんどで。子どもが自分の気持ちを自分の言葉で言語化出来るようになるにつれ、双方向なコミュニケーションが取れるようになっていく。
私の場合、私から息子への働きかけが優位な頃は、今よりは時間に余裕があったし、息子にどんな入力をいれるかなうひひ…的な発想から、文章の多い絵本を買ってみたり、はさみを使った工作を始めてみたり、通信教育の教材を試してみたり、とにかく先走って息子に何かを与えようとしていたように思う。

けれど、トイレトレーニングを通じて。私がやりたい(やっておかねば)と思うタイミングと、息子がやりたいと思ったり、成長の結果できるようになったりするタイミングは必ずしも一致しないことがよーーーくわかった。息子の気持ちがそちらに向いていないorタスクをこなすには成長が十分ではないタイミングで私の方からやらせようとしても、成果に結びつきにくいので、息子も私もフラストレーションが溜まるだけだと気がついた。理解力があがり、より複雑な感情を抱くようになりつつある近頃では、出来ない→やらない→嫌いというnegativeなサイクルに入ることもあるので、親の先走りの怖さをひしひしと感じている。

けれど一方で。少し難しいタスクであっても、親が根気よく、褒めまくったりしながら調子に乗せて最後まで付き合い、やりきった時の達成感は、何事にもかえがたいものだと思う。春から始めた息子の習い事で、ひとつの山を乗り越えて達成感を経験した息子は、それまで「やめたい」と言うこともあった習い事に対して、少し前向きになり、自ら「練習しよ。」と言う日もちらほら出てきた。

「やったあ!出来たやん!」山を乗り越えた息子をぎゅうっと抱きしめた。その時見せた息子のはにかんだ笑顔がずっと頭から離れない。その笑顔は、ともすれば誰から褒められることのない毎日の育児の最高のご褒美なのかもしれない。そして、私もそのご褒美にまた、達成感を感じ、これからも毎日息子と頑張っていこうと思うのであります。