働く母のすすめ

You are stronger than you think.

The mother is your mother.

夫の母は、多分夫の母として出会わなかったら、まず交流することがなかったんじゃないかと思うようなタイプの女性で。私は、通常、話が通じない相手だなと思ったら、割と早い段階で、必要に応じた表面的なお付き合いをする外交モードに切り替える冷たい人間なので、普段はそういうタイプの人とは深く関わらないようにしている。私が思うところの”話の通じない相手”というのは、なんらかの精神的なトラブルを抱えていることが多いので、お互いに心地よい関係性を築くためにはとてつもない時間と労力が必要になる。なので、人生の中の限られた時間をそこに注ぎ込むよりも、家族や友人などの大切な人とコミュニケーションをとる時間に充てたいと思っている。

結婚する前から夫の母の話は夫から色々聞いていたし、実際に接してみたところ、確かにこういう思考パターンの人が母親だと子どもはしんどいだろうなとは思っていたのだけれど。ちょうど1年くらい前に、シングルマザーである私の姉の子ども(甥っ子)と本当によく遊んでくれている夫に対して、夫の母が、私の姉に万が一のことがあった場合、甥っ子が夫に懐いていると甥っ子の"面倒"を夫がみなくてはならなくなるかもしれないので、甥っ子とあまり遊ばないように。というようなことを言ったと聞いて、背筋がすうっとなった。離別という大人の事情に、子どもである甥っ子に全く罪はない。父親不在の寂しさの中で、精一杯頑張っている甥っ子の思いをどう捉えているのだろう?


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久しぶりに本棚から、斎藤学さんの本を引っ張りだしてきて読み返す。
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私の甥っ子に対して"面倒"と切り捨てる発言をしてしまえる夫の母。夫が仕事関係で悶々としている理由を私のせいにしてしまえる夫の母。何十年も染み付いてきたこの寂しすぎる思考パターンを今さら変えるのは至難の技。

「私はこんなに頑張って子育てしてきたのに。」「本当に毎日がいっぱいいっぱいだったのよ。」「この子(夫)は本当に難しい子で。」
思い返してみると、夫の母はいつも過去の苦労話と愚痴がほとんどで、夫の子どもの頃の楽しかった話やポジティブな話は聞いたことがない。

...しかし。こうして並べて冷静に分析してみたら、解が少し見えた気がする。

夫の母のために頑張るのは感情的に無理なので、夫と色々理解しはじめた息子と、それからそう遠くない未来に起こるであろう介護の負担を軽減するために頑張ろう。(冷徹)