働く母のすすめ

You are stronger than you think.

自分のために泣くゆとり

数年前。息子が生まれた。私は母になった。

 
私は妊娠中、母になる実感があまり湧かず、ムカムカしてたまらないツワリや大きく重くなって動きづらくなってゆく体に対する違和感にひたすら対応する日々を送っていた。産休に入った時も、息子を生み出した瞬間も「これで、体の違和感から解放(軽減)される‼︎」という思いが先にたつくらいに。
そして産後。退院して自宅に帰宅して、誰の助けもない中で、夜中にひたすら授乳し続けていた時「なるほど。母性というものが存在するとしたら、それは少なくとも私の場合、自然に湧いてくるものではなく、こうした夜中の授乳などの育児行為を頻繁に繰り返さざるを得ない状況によって徐々に形成されていくのだな。」と思った。そしてそれをきっかけに、どっぷりと息子のかわいさにハマってしまって今に至る。
 
母となったことに、後悔はひとつもない。もちろん、自分の時間も仕事の時間も自由にならないけれど、限られた時間を効率的にフレキシブルに使う工夫をいくつか見つけたし、限られた時間を共有できる関係を大切にできるようになったと思う。これまでよりもずっと。
けれど、限られた時間を効率的に過ごし、母としても妻としても社会人としても、しっかり者にならざるを得ない環境で生活し続けてきて。気がついたら私は、元々の性格に輪をかけて、ロジカルで隙のない人間になってしまったように思う今日この頃。
 
最近、自分のために、泣いていない。感情よいずこへ。