働く母のすすめ

You are stronger than you think.

保育園といふところ。その5-保育士さんの言葉に支えられています

現在年少クラスの息子は、春が来たら丸4年、保育園に通っていることになります。

保育園に入園するまではいろいろ葛藤があったけれど、今では夫婦ともに「保育園に行っていなかったら、息子にこんなに色んな経験をさせてあげられただろうか?」と思うほど、保育園には感謝しています。ここでいう「色んな経験」というのは、いわゆるカリキュラム的な保育の種類や内容の話ではなく、保育園での生活を通したおともだちとの関わりや、たくさんの様々な思想の大人に見守られるという経験のことを指しています。そして、こうした保育園を通じて得られる人と人との関わりによる恩恵は、息子だけでなく親である私自身もたくさんいただいていると思っています。

現在の息子の担任保育士さんは、子どもの気持ちを代弁することも親の気持ちに寄り添うこともものすごく上手くて、保育に対しても熱心。おまけにほどよく肩の力が抜けていてflexibilityも高い。そうした姿勢は、実際に担任を受け持ってもらったことのないクラスの保護者にも、全体行事や普段の何気ないやりとりの中で伝わっているのか、年長クラスの時には、その保育士さんに担任を受け持ってもらって卒園したい、という話を色んなクラスの保護者から聞いています。

幸運なことに。3年ほど前に息子が今の保育園に転園した時も、息子の担任はその保育士さんでした。当時、既に1年近く、日中は親と離れて保育園で生活していたとはいえ、まだ1歳の息子が新しい環境にどういう反応を示すのか心配をしていたのだけど、意外にも息子は大きな問題もなく毎日を過ごしているようにみえていました。けれど、転園してから1ヶ月以上経ったある日、教室の片隅で息子がしくしくと泣いていたという話が連絡ノートに書かれていました。そして息子が泣けてしまった理由の説明の後「新しい保育園が、息子ちゃんにとって自分の感情を安心して表現してもよい場所になってきたことをうれしく思いました。」というような保育士さんの言葉が添えられていました。

「息子が泣いた」という気がかりな出来事の中から息子の成長にとって前向きな意味を見いだす一方で、他の子どもたちにも手がかかる中で、息子が泣き止むまで見守ることの大変さはちらりとも見せることない、そんな保育士さんの言葉。息子が寂しい思いをしていないか、保育士さんの手を煩わせていないか。仕事をしながらも、いつも心の片隅に引っかかっていた棘がぽろりと抜け落ちて。そうか。保育園と一緒に息子を育てていけばいいんだ。とその時、本当の意味で納得できたように思います。

これは数ある出来事のほんの一例で。ともすればnegativeに受け取ってしまいがちな息子の行動の中から、保育士さんはいつも前向きに”息子の成長”を見いだして伝えてくれます。そして、保育園からの刊行物や懇談会などを通して「この時期の子どもたちは、一般的にこういう性質があるんですよ。」と提示することで、一緒に子ども特有の(時には)手強い性質に向い合っていきましょうと手を差し伸べてくれます。


そういう毎日を積み重ねてきた今。
私にとって、保育園と保育士さんは、子育てを物理的にも精神的にも支えてくれる大切なパートナーとなっていると感じています。感謝。