働く母のすすめ

You are stronger than you think.

大切なことは、お正月のトランプから学んだ

息子、4歳。
最近、彼が気に入っている遊びのひとつに、トランプがある。

神経衰弱なんかは、恐ろしい程の集中力と勝つことへの執着心を発揮するので、大人も本気を出さないと負けてしまうし、ババ抜きはほとんど運なので、4歳児相手でもそれなりの緊張感をもって遊べたりして、私自身も息子とのトランプを結構楽しんでいる。
先日は、七並べを教えたところ、ただただ並べるだけなのに、最終的に規則正しく4×13に並べることでトランプの構成要素を理解できたことがうれしかったらしく、何度も「七並べやろう!」と言われた。大人視点だと2人でやる七並べほどつまらないものはないと思うのだけれど、そういった予想外のリアクションを示す息子を観察できるという意味ではおもしろかったりもする。

けれどもやっぱり。そうは言っても。トランプは大勢でやるほど盛り上がるし、楽しいと思う。

かくいう私は子どもの頃、祖父母の家で親戚とトランプをするのがたまらなく好きだった。実家は昔ながらのシステムが機能している「家」だったので、お正月には親戚が祖父母の家に集まって泊まるのが通例だった。父方の祖父母の家には4-5泊、母方の祖父母の家には1泊。結婚したら婚家でお正月を迎えるのが当たり前で、母が父の実家の大掃除から餅つき、お節作りまでを次男の嫁らしく無難にこなしていた(ように見えた)その横で、私はイトコや伯父叔父たちとトランプに勤しんでいた。父は兄弟が多かったこともあり、トランプの輪には常に7-8人の親戚と数人の野次馬がいた。

私はイトコの中でも年下の方で、最年長のイトコとは一回り近く年が違ったのだけど、負けて当然の中での勝負の数々は、結果的に私を強くしてくれたと思う。トランプの勝負だけでなく、頭の使い方、相手の手の内の読み方、相手(年長者)との駆け引きを含むコミュニケーションの取り方etc…。一見不利に見える幼い私には、伯父叔父たちからのサポートも手厚く、大人視点での「勝負のコツ」をたくさん教えてもらった。

こうした年長者相手の勝負を通して得たあれこれは、トランプの勝負についてはもちろんのこと、現在直面している子持ちの働く女子という圧倒的に不利な状況下でも平常心で戦う礎になっているのではないかと。そう思ったりもする。

大人になった今。私自身はお正月休みを長く婚家で過ごすこともないし、少子化ゆえに全員集まっても親戚は10人足らずしかいない。煩わしさが少ないこうした関係は、長男の嫁である私にとっては心地よい反面、あの楽しさを知り得ない息子の環境を寂しく思ったりもする、そんな2015年の年明け。

So, happy new year!