働く母のすすめ

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保育園といふところ。その4-親が安心して子どもを預けられる保育士さんの話

前回の保育園といふところ。その3 - 働く母のすすめで、

個人的にはよほど劣悪な環境でない限り、園を「選ぶ」という発想はあまり好きではないですし、

とか書いていたのですが、これは「のびのび系」とか「お勉強系」とか若干上から目線で保育園を「選ぶ」ことに関して述べたものであって、最低限ちゃんとしている園かどうかについては、見極めるべきだと思っています。

とか。いきなりexcuseからはじめてしまいましたが。

今回は、私が今までに実際に体験した残念な環境から思う「親が安心して子どもを預けられる保育士さん」について書きたいと思います。

息子@年少は、1歳児クラスの時に、自宅から近い現在の認可保育園に転園しました。無計画にも、私があと少しで仕事復帰となる頃に今の家に突然引っ越しすることにしたので、0歳児の時には自治体の認可保育園の入園申請には間に合わず、私の職場の職場内保育園に通っていました。

が。この職場内保育園がとても残念な保育園でした。
園長は、いつ行っても8割くらいは携帯で誰かとタメ口で話していたし、電話していない時に「こんにちは〜」と挨拶しても返事はないし、お迎えの18時-19時とかいう時間帯に「近隣の幼稚園教育事情(ご自身の友人の幼児塾経営者自慢)」とかを誰彼構わず捕まえて長時間話し続けるような人でした。
それでもまあ、園長が保育しているわけでもないしと思っていたのですが、ある日のお昼ご飯後に、いつものように保育園で息子(当時11ヶ月-1歳くらい)に授乳していると、隣室でリーダー格の保育士さん(でも20代そこそこの若い人)が、まだ2歳になったばかりの男の子がお昼寝前にふざけてなかなか寝ようとしなかったことに対して激昂して、あまり美しくない言葉遣いでその子を激しく叱責した後、部屋から閉め出しているところに遭遇しました。息子の授乳を終えて部屋を出ると、その男の子は別の保育士さんに抱っこされて、廊下で号泣しているところで「これは日常的に起こっていることなのだろうか?保育のプロとは何ぞや?」とその時、その園に対して、初めてはっきりと疑問を感じました。
他にも、管理や経営が杜撰なところがチラホラ見えていたのですが、当時は「預かってもらえるだけでもありがたい」とかむしろ保育園経営って大変なんだろうな。とか思っていて、現状があまり見えていませんでした。けれど結果として、その件に後押しされたこともあり、自宅近くの認可保育園への転園を決意しました。(職場内の他のママさんたちからもあまり評判がよくなかったそうで、職場内保育園の委託先は、息子の転園後に変更になりました)

話は少し変わって。私がこれまでの4年間の育児で一番悩んだことは「こんなにかわいい子どもを保育園に預けてまで仕事を続けるべきか否か」ということでした。仕事復帰前に訪れた今の園とは別の認可保育園の園長に「悩んでいるなら復帰するのは辞めた方がいい。こんなにかわいい子どもの成長を見られるのは今しかないのよ。」というようなことを言われ、一層悶々としていたのですが。
その頃、お会いした恐ろしくポジティブな(最大級の褒め言葉です)元保育士の育児の大先輩の言葉に、ものすごく救われました。上に書いたように私は「保育園に預けてまで」とそもそも保育園に預けることに対してnegativeな感情を抱いていたわけですが、その大先輩は「え?保育園ってすっごい楽しいところなのよ?ぜーんぜん、心配いらないんだから。」とケタケタ笑いながら、実際にこれまで勤めてこられた保育園の話を色々聞かせてくださいました。悩み事の解決策としてものすごくありがちなことなのですが、私、誰かに、どーんと「さあ、行ってこい!」って背中を押してほしかったんだな。と。その時気がつきました。

(余談ですが。そういう経緯もあって、私は「働く母のすすめ」で、保育園や母親が働くことについてpositiveな思いを書いていき、より多くの女性たちが働き続けることを選択するきっかけになればいいなと思いながら、ブログを書いています。・・・と胸を張って言えるほどのアクセス数はありませんが。)


今の保育園の環境に対しても、そりゃあ細かいことを言い出せば「あの保育士さん、もうちょっと〜すればいいのになあ。」とか思ったりするさ、にんげんだもの。的なこともありますが、何より息子が毎日楽しそうにしているので、とても満足しています。そして母親である私が満足&安心しているので、息子も楽しめているのかもしれないと思ったりもします。担任の先生方も、あの時、背中を押してくれた大先輩と同じように「任せといてください!」と私たち母親の気持ちを応援してくれていて、本当に感謝しています。

残念なことに。時折ニュースでも見かけるように、最低限のところがちゃんとしていない保育園が世の中には存在しています。けれども、ニュースになることにはないけれど、子どもたちが毎日笑顔で成長していける、ごくごく普通の認可保育園というのもきちんと存在していて、そういうインフラに私たち働く母は支えられています。

保育園の需要が高まる中で。子育てを担う一員として「保育園は楽しいところだよ!」と笑顔で迎えてくれる保育士さんの育成が進み、彼ら/彼女らの待遇向上していけばと願いながら、このエントリーを終わりにしたいと思います。

続く(かもしれない)