働く母のすすめ

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今までで一番嬉しかった誕生日の贈り物の話

4年前の夏は記録的な猛暑で。

起き上がるのも億劫なほど本調子ではなかった私は、誕生日の前日、疲れ果てて早々に眠ってしまった。

そんなこともあってか、翌日の誕生日の朝は4時過ぎに目が覚めてしまった。医師から処方されていた鉄剤。飲み続けても一向に貧血は改善しなかったのだけれど、昨晩飲み忘れたことが気になって、重い体を起こして薬を飲んだ。

起き上がったついでにと、トイレで用を足し終わった時、便器に鮮血が漂っているのが目に入った。思い返してみれば、少し前から腹部に鈍い痛みを感じていたようにも思う。

入院することになるかもしれない。

昨日はシャワーも浴びずに寝てしまったことを思い出し、ひとまず落ち着くためにもシャワーを浴びた。そうしている間にも、腹部の鈍痛は、ますます激しくなってきた。夫を起こし、朝一番でかかりつけ医に診察してもらったのだけれど、結局その時は、医師の指示により、家で安静していることになった。

日中もずっと、腹部の鈍痛と戦い続けたのだけれど、夕方、もうどうしても我慢ができないほどの痛みになってきたので、タクシーを呼んで再びかかりつけ医のところへ行くと「今朝、あなたを入院させなかったことを他のスタッフに叱られてしまったよ。」と主治医が申し訳なさそうに言った。

それから数時間後。4年前の誕生日の夜。
私は、元気な男の子を産みました。

それはそれは、かわいい男の子で。

夫からはずっと「何をプレゼントしても嬉しそうな顔をしない」と言われるほど物欲のない私なのですが。
それからの4年間、毎年、私の誕生日に1つ歳をとる息子という存在に、成長という名の贈り物をもらい続ける幸せな誕生日を過ごしています。