読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

働く母のすすめ

You are stronger than you think.

安心安全な野菜を安心安全な都会から購入していました。

3歳になったら習い事を。

何となくそう思っていたけど、なかなかしっくり来るものもなく今に至る。恐らく保育園の同じクラスでも習い事をやってないのは息子くらいじゃないかと思うけど、平日に、私自身がこれ以上頑張ってでも連れていくべきと思えるほど重要な習い事も、土日の限られた時間に、息子とのコミュニケーションを減らしてまでも通う必要のある習い事もないかな。と思っていたりもする。

そんなこんなもあって。今年は月1-2回のゆっくりペースで、家族で農業体験に参加していたりする。いわゆる、化学肥料や農薬を使わない農業を親子で。

元々田舎育ちな私は、それほど土仕事と遠くはない。私の実家も、私の両親の実家も、家庭菜園以上農家未満な感じで、常に何かを栽培しているし、ある種の野菜はスーパーで買うものというより、使う前に畑で採ってくるものだと思っていたりする。

祖父母や両親の畑から採れるのは、安心安全美味しい野菜なのだけど、形は美しいわけではなかった。育ちがよいとは言えない野菜たちを、虫や動物と共有して食べるのが普通で、それはやはり化学肥料や農薬を使わない栽培の限界なのだと思っていた。

けれど。今、参加させてもらっている農家さんの野菜たちは、私が見てきた野菜たちとは違ってとても元気だ。
稲の様子は、隣りの慣行農業の田んぼと比べるとよくわかる。慣行農業の田んぼを遠目に見ると、葉っぱの色である緑色一色に見えるのだけれど、我が家がお世話になっている田んぼは、葉っぱよりも穂の密度が高く背が高いため、穂先の色である黄緑色に見える。田んぼの周りにも中にも、競合する雑草がいるにも関わらず。
野菜たちも思ったほど、虫がつかず、葉っぱの穴も少ない。時々参加している私の両親も、自分たちの畑との差に驚いている。

指導していだだいている農家のおじいさんが言っていた。「何年も(この農法を)続けてきて、ようやくたくさん収穫出来るようになってきたところだ。」と。

それから、今回農家さんに聞いて初めて知ったのだけど。体に安心安全な作物を作ることが出来るこうした農法を採用している農家さんは、必ずしも全ての人にウェルカムされているわけではないそうだ。それは田舎であるほどより顕著になるそうなのだけど、従来の慣行農業をされている農家さんたちの中には、安定した収穫量=収入を大切に思う方や、農薬を使わない畑が近隣にあることで、害虫の増殖を懸念される方もいるわけで、そうした意見の相違から時に「村八分」状態になることもあるそうで。

自身の安心安全だけしか見えず、パソコン画面を見ながら、さもわかったようなフリをして、ポチポチと有機や無農薬野菜を買っていた自分が猛烈に恥ずかしくなった。

自分に出来ることって何だろう。これからも息子とともに、土に触れながら考えていきたいと思う。