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働く母のすすめ

You are stronger than you think.

おいしい野菜と安全な野菜。そのピーマンが辛くないのはなぜだろうと考えてみる理系母ちゃんの話。

先日、実家から送られて来たピーマンを使って、ピーマンのきんぴら風を作ったら、夫から「このピーマン辛いよ。」と指摘された。

食べてみたら確かに辛い。唐辛子くらいに辛かった。

けれども実は。私は調理している最中から「あー。このピーマン辛いかもな。」と思っていた。昔から実家や祖父母の家で採れるピーマンには必ず辛いヤツが混ざっていて、私はそのせいでピーマンが嫌いだったし、それでも好き嫌いは許されない家庭だったので、ピーマンをじーーーっと見極めて、辛くないヤツを選んで食べる。というのが当たり前だった。

余談だけど。これはピーマンだけに限らず、その他の野菜や果物にも適応される。大人は当たり前に選り分けて食べているので、もたもたしていると如何にも「ハズレ」なものだけが残されていく。そして子どもは、ますます「ハズレ」を引く確率があがっていく悲劇。時々気が向いた大人が「アタリ」の選び方を教えてくれるので、後は数をうって体で覚えて行くだけなのだけど。これってTVでよく見る野生動物が子どもに狩りを教えるのに似ていて、ヒトも動物なんだなあとか。しみじみと思ったり。

話を元に戻すと。
都会育ちな夫は、そもそもピーマンに「ハズレ」があるという経験が多分ない。私自身も実家を出て一人暮らしをして、自分の口に入れるものを全て自分で購入するようになって、初めてそれまでうっすら疑問に思っていたことに気がついた。

スーパーで買った野菜や果物には「ハズレ」がない。

もちろん。それはプロが作ったものなわけなので、均一においしいという理由もあると思う。けれどもうひとつの理由としては、それらが「改良」されているからではないか。と思う。

私が食べていた物は、たとえ「アタリ」であってもその野菜・果物特有のクセがあった。それはクセであると同時に旨味でもあり個性でもあり「俺はピーマンだぜ!」とアツく主張していたように思う。スーパーのものにはクセがない。みんな当たり障りのない味だなと感じている。ちょうど、どこかの国の人みたいに。

そんなこんなで。
何が書きたかったかというと「改良」の話。
現在、食物の品種改良にはたくさんの手法がありますが、一体どこまでがOKでどこからがNGなんでしょうか。ということ。

1. 遺伝子組み換え (遺伝子組換え食品 |厚生労働省

目的をもって、遺伝子組み換え技術を使って積極的に遺伝子を導入し、本来その植物が持ち得ない機能を獲得させる。日本で許可されているのは主に「生産性の向上」を目的としたもの。


2. 突然変異育種(放射線育種の概要 (08-03-01-08) - ATOMICA -

放射線などエネルギーの強い波をあてたり、化学薬品を利用することで、人為的に種子の遺伝子に変異を起こし、その中から有用なもの選別して新しい品種を作る。

3. 従来の掛け合わせによる品種改良(例えば米の場合農林水産省/特集1 食の未来を拓く 品種開発(1)

異なる品種を人工的に交配させて、その中から有用なもの選別して新しい品種を作る。

4. 伝統野菜(農林水産省/特集 野菜をめぐる新しい動き 伝統野菜の実力(1)

京野菜いろいろ、練馬大根、下仁田ネギなどなど有名どころから、意外と身近にある伝統野菜。その名の通り古くからその時の気候などに合わせて自然に育ったものを採種して育てたもの。(生産性が低かったりするのであまり流通には乗らない)

5. その他にも色々あります。←まとめるのがちょっと面倒になった。(https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/ippan06/4/4-1.htm


他にも種子のDNAを変えるものではないけれど、食物への放射線照射(第21号・じゃがいもの発芽防止に放射線)とかもあります。日本で許可されているのは、じゃがいもの発芽防止のみ。他の国では、殺菌、殺虫などの目的でその他の食物へも使用されています。

2や3は、原種からみれば人為的に遺伝情報ががっつり変えられているけれど、1のように「遺伝子組み換え」の表示義務はないし、普通に食物として市販されています。また1は主に生産性の向上という目的のために利用されていますが、2や3は「品種改良」なので「冷めてももちもちなお米」とか「甘いピーマン」とか普通に流通しています。発酵食品は最近の健康ブームで脚光を浴びてますが、それらに使われる酵母などは、植物と比較すると簡単に培養で増やして遺伝変異を起こせますし、変異した酵母類は普通に発酵食品を作るために使われています。


考える際には「人体への影響」と「環境への影響」が2大ポイントになるように思いますし、もちろん自分の"立場"にもよるかと思います。

さてはて。どこにラインを引きますかね。私もまだ考え中です。