働く母のすすめ

You are stronger than you think.

雑草讃歌

恥ずかしながら、ここに引っ越してくるまで、はてな発の有名人の存在を知りませんでした。

いや正確に言えば、名前くらいは知っていた気もします。個人の思想や心情、日記的なブログならば、単純に興味を基準に読む読まないを選択できますが、backboneとなるデータなどの信頼性確認が難しい「社会派」ブログはほとんど意識にのぼるかのぼらないかのところで、スルーしているように思うので、そんな流れで読んでいなかったのかもしれません。

ご本人も言われていましたが、匿名ブログを読んでもらうにはcredit enhancementが必要なわけで、(確定はされてないのかもですが)彼女が、一橋、バークレーMBAからのマッキンゼーということを粘着的に発見し、ならばと彼女のブログをぱらぱらと読んでみたわけであります。(前置き長すぎる)

 

で。件の「社会派」ブログな彼女の記事で(今のところ)一番印象に残ったのがこちら。

ちきりん最初の職業選び - Chikirinの日記

雪の日、中学校時代 - Chikirinの日記


上の日記の冒頭部分。小学校から大学まで全て国公立に通った彼女は、高校、大学と入学試験を受けるにつれ、そこにいる人たちが画一的で面白くなくなった。というようなことが書かれていたので、それじゃあ一番おもしろかったと感じた中学生活はどういうものだったのか。という興味のもと下の日記を読んでみました。

そして、なるほど。すごく共感。

私は、バークレーでもマッキンゼーでもない凡庸な人間だけれども、同じように地域性の理由で住む街(の一画)が荒れていたし、学校はもうちょっと授業になっていたけど、やっぱり警察が乗り込んできたり、トランシーバー片手に先生方が授業を中断してハードヤンキーな先輩を追いかけて走り回っていたり、親子でシンナーでラリラリになって街を闊歩してる人がいたり、drugやってると思われたくて腕にコンパスの針で無数に穴をあけてる子がいたり、毎日カツアゲの電話がかかってきたり、いやとにかく本当に多様な社会の縮図がそこにあった。見方によってはnegativeに捉えることもできるけど、物事には表裏があるのが一般で、今の私はそんな中学時代を財産と思っていたりする。

そして確かに、受験を経るに連れ「え?みんななんでこんなに穏やかで親切なのだろう?」という印象に戸惑ったし、しつこく受験を重ねた結果、今いる場所にはよくも悪くもsophisticatedされた人が集まっているなあという違和感でいっぱいだったりする。

「世の中、そんなにwell-educatedな人たちばかりじゃないんだよ!」と開成→鉄門な元上司が投げ捨てるように言ったのが色んな意味で記憶に残ってるけど、上に立てば立つほど、そういう視点は大事な意味を持ってくると思う。


それやこれやも。
自分の人生を振り返る。という観点からすると、それがどうした。的な回顧話なのだけど、息子の将来を思うと色々悩ましかったりする。

その昔、ハラスメントチックな上司の影響で、同僚や後輩が次々と病んでいく中、一人(臨床的に)無傷で仕事をしていた図々しさから、先輩に「雑草」に例えられたことがあるけれど、ともすればspoilしがちになってしまうことに対する自戒を込めて、息子にもやっぱり雑草魂を持って育っていってほしいと改めて思ったので、ここに書き留めておきたいと思った次第。