働く母のすすめ

You are stronger than you think.

幼保一元化。効率化とコストのかかるケアのバランス。

物事には必ず背景がある。

待機児童解消に積極的に推進する国や自治体は、働く母をサポートしたい。というモチベーションだけでやっているわけではない。

働く母を増やすことで、実質的な納税者を増やし、財布の紐を握る(率が高い)女性が「自分のお金」を持つことによる経済の活性化など、国の経済状況の改善が大目標にあるわけで。

例えば、同じく労働人口を増やす取り組みとしては、外国人が日本で働けるように支援する取り組みも進められていて、東南アジアの方々が日本の介護医療現場で働けるようにする環境整備も、どんどん進められている。

インドネシア、フィリピン、ベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて|厚生労働省


借金大国が、人口の4割が60歳以上という高齢化社会を支えるためには、そんな悠長なことは言ってられないんだってこと、自覚してる人、どれくらいいるんだろう?

で。本題にもどって、幼保一元化。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/1303354_4.pdf

 

文科省のこの資料にも載ってる、幼保一元化のワーキングチームって、「偉い人」が多そうだけど、実際に園児を抱えるママってどれくらいいるんだろう?

こうしたワーキングチームだと、トップダウン的に物事を決めている印象が強くなり、幼児教育の質の向上→効率化による経費削減の構図が、大目標にあるようにしか見えなくなってしまう。

都会では、働く母の増加によって、保育園の待機児童が増え、幼稚園の定員割れがおき、田舎では、過疎化が進行し、施設そのものの空きが出ていて、ハコや人材の効率的な利用が急務なための施策じゃないかとか。

例えば、幼稚園は10時-14時の4時間がデフォルトだけど、息子はもうずっと、その2.5倍の10-11時間、毎日保育園に行っている。幼稚園の場合は、片親就労の家庭がメインだけど、保育園では共働きやシングル家庭がメイン。

義務教育的な強制力の働かない状態で、これほどまでに生活パタンの違う両者を混ぜなければいけないpositiveな理由って利用者サイドからは見当たらない気がする。


ワークライフバランスなど、個人の就労形態の多様化が進んでいる時代、幼保一元化により預け先の多様化が失われてしまうのであれば、本末転倒になってしまうのではないかという気もする。

以前の投稿でも書いたように

保育園といふところ。その1(改) - 働く母のすすめ

息子の通う保育園は、本当にきめ細やかなケアをしてくれていて、(昆布とかつおから出汁とってる給食なんて最強!)これって「教育施設」である文科省管轄の幼稚園ではなく、もっとbasicな「生活・健康」を視野に入れた厚労省管轄な保育園であるからこそのケアだと思っている。


省庁で重複して管轄することによる無駄を省くのも大切だけれど、保育園現役利用者の母としては、コストのかかるケアが淘汰されないことを切に切に切に!願う。