働く母のすすめ

You are stronger than you think.

雑記

集団の傾向と個体差

息子の学校では、運動会や文化祭、修学旅行などの学校行事のプログラムやしおりに掲載する表紙や挿絵を児童が描くことになっている。毎回、宿題として絵を描くための紙が配布され、提出されたものの中から、児童や先生が選んでいるようだ。大抵は、表紙用と…

出産と育児を経験してよかったと思うこと

1. 自分が動物なんだと実感できたこと 以前、勤めていた職場に珍しく女性の先輩がいた。女性が少ない業種とはいえ、チラホラと先人はいるのだけれど、"あ、なんかちょっと私とは考え方が違うな...。"というような人(婉曲表現)がほとんどな中、彼女はロジカ…

普通という幻想

子どもの頃から「普通」が苦手だった。自分では努力しているつもりだったのだけれど「普通」には入れずに、疎外感が強い子ども時代を送った。途中から「だったら、あえて普通じゃない方を選ぼう」と開き直ってからは、一人でいることが楽しくなった。そうし…

引き継ぐ準備とお金の使いどころについて考えたという話

少し前の話だけれども、私の両親の遺産相続について、姉と話し合い公正証書遺言を作成した。 以前からちらほらと書いている通り、私の実家は田舎のごくごく普通の家庭で、"遺言を残す"という言葉のイメージから想像されるような資産家では決してないし、私自…

自転車に乗って

前回、息子に自転車を買ったのは4-5年前だっただろうか。サドルを目一杯上げても、明らかに小さい自転車に乗っている感が否めなくなってきたことに加え、久しぶりに超絶低空飛行中の夫のリクエストもあり、家族全員分の自転車を新調した。正確にいえば、"新…

優しい気持ち

今年は、ほんの少しだけれど、医療系のボランティアに携わる機会あった。私は実際にボランティア活動をする人をコーディネートする側で簡単なお手伝いをしていただけなのだけれど、それでもそうしてボランティア活動をされている方々と触れ合うことで、色々…

自分のペースで会話をするとストレスが軽減するという話

例によって、父が事故で入院した時の話をする。 父は、頭部外傷により、一時的に精神症状を呈した。ある時は、警察の陰謀により捕らわれの身となっていたし、ある時は遠方の病院に入院していたりもした。病室には毒ガスが充満していると言って断固病室に入ら…

慣れるという感覚の話

結婚して、10数年。仕事で旧姓を使用してきた。私個人としては、旧姓に「独自性」とか「帰属意識」といった精神的なidentityは求めていないけれど、仕事上、結婚前と結婚後で「同一人物である」という記号的な意味でのidentityを必要としているので、旧姓を…

共働きと家事分担とリスクヘッジ

タイトルが全てだけれど、我が家の場合、共働きであることも家事育児を分担することも、長期的に、可能な限り安定的に、家族という共同体を運営するためのリスクヘッジだと思っている。 我が家では、仕事そのものに対する"やりがい"以外にも、夫のメンタルに…

「りっすん」に寄稿しました。

www.e-aidem.com 細々とだけれど、文章を書くことは継続できていて、今、振り返ってみたら、4年以上もはてなでブログを書いている。他のサービスを使っていた時期もあるので、積算すると結構な年数になる。文章を書くことも好きだけれど、誰かの文章を読むこ…

息子の学習過程からあれこれ考える

息子が学校で受けた授業の確認テストの結果を持ち帰ってくるようになったので、それらを通して、息子の思考パターンや理解に至るプロセスを分析/観察するのを楽しんでいる。どんな教科でも大抵授業でやっている内容は、間違えることなく解答しているようだけ…

続・教育費って、何だ。

忘れた頃に、こちらの続きの話。 教育費って、何だ。 - 働く母のすすめ 上記のブログには、文科省が発表した統計データ(の一部)とデータの解釈を記載した。文科省的には、淡々と各項目やパラメータごとにデータをまとめて提示しただけなのかもしれないけれ…

教育費って、何だ。

教育費の負担が重いという話は、よく見聞きしていて、例えば"大学まで国公立に通った場合"と"大学までずっと私立に通った場合"の比較データなんかを見かけたりするのだけれど、どういう試算なのか詳細が開示されていなかったりして、個人的にはもやもやする…

私の尊敬するイクボスの話

幸運なことに。私は、これまでに何人かの尊敬出来る上司に出会うことが出来た。 中でも1番尊敬している人は、前職時代の直属の上司で、私よりも7-8歳くらい年上の男性。当時アラフォーだったその上司は、長子と2-3歳ほど歳の離れた第二子を授かったところだ…

きゅうりと河童と感情コントロール

目の前で起きている現象(結果)と、そこから考えられる可能性(考察)と、それらを見聞きした時に生まれる感情というものを、全く別々のモノとして捉えることは、世界の理を正しく理解する上で重要なことだと思う。そして、それらを別々に捉えられると、周りの…